能力移植パスを使ったハイエンド8sユニットの製作

 2020年5月の報酬期間で実際に製作したユニットの覚書です。
まずは完成図から。

ハイエンド特殊能力の詰め合わせです。(2020.5.9現在)

 今まではこのような8スロユニットを完成させることは、非常に困難でした。しかし、「能力移植」という新機能が2020.3.25に実装されたことにより、以前に比べると敷居が下がったと言えます。
グランドパワーをグランドPPに変更すると、PP+42という汎用ユニットにもなります。

 具体的には、まず5スロの素材を作り、そこから移植機能で6スロにします。そして再度移植で8スロへ進化させて完成です。
 では、製作することになる5スロ素材を見てみます。

 この素材を作り方は後述します。

5スロ素材から、8スロの完成形へ加工する

【STEP1】「移植パス25枚」と「特殊能力(Mカレジナ)」を使い、マーク・カレジナを付けて6スロへアップグレードします。
 ここではマーク・カレジナになっていますが、他のマーク系やステⅥ、アビリティⅣにすることも可能です。それぞれ対応する特殊能力追加アイテムを用意してください。ただし、マーク系付与アイテムは限定SGスクラッチ品なので、入手困難なうえ、トレード・マイショップ出品不可です。
 一応、この作業は他のユーザーに代行を依頼することも可能です。5スロの素材をトレードで渡し、他のユーザーが所持している「移植パス25枚」と「特殊能力(Mカレジナ)」を消費してアップグレードしてもらい、完成品をトレードで返してもらいます。理論的には可能ですが、そのような神様が傍にいらっしゃれば・・の話です。

【STEP2】「移植パス100枚」「特殊能力(グランドP)」を使い、8スロへアップグレードします。これは本体となるであろう★13ユニットがトレード不可であることから、自分で実行するしかありません。これで1部位完成となります。
 今回は、5スロの素材を「5スロ→6スロ→8スロ」と2段階移植しました。
もし、「5スロ→7スロ→8スロ」とすると移植パスがさらに25枚必要となります。また、マーク系追加とグランド系追加は、同時に使用できないため、「5スロ→8スロ」のように一気完成させることは出来ません。
 「5スロ→6スロ」移植の際にS級OPを付けてはいけません。つけてしまうと、「5スロ→6スロ→8スロ」ではなく、「5スロ→6スロ→7スロ→8スロ」と加工する必要が出てくるため、必要な移植パスが50枚増えてしまいます。

 では、元となる5スロ素材の製作を考えてみましょう。

5スロの最終素材の合成レシピ

 さて、ここからが本題です。ここでは、製作レシピに加え、製作費用にも着眼していきます。価格は参考値で、「自作する」か「買って解決」するかを考える材料として使用するものですのでご了承ください。
 ※2020年5月3日現在のSHIP3の相場です。価格はその都度ご自身で調査願います。

 これが素材製作の最終合成です。
 そしてなにより、ここでは最終合成が41.8%しかないので、特殊能力保護(5枠以下)を使用することとなります。5枠保護はトレード不可であるため、あまり多用できません。
 ざっくりと①〜⑥の合計で15〜18億メセタくらいになるでしょうか。成功率41%ですから、21億メセタで完成品を買ったほうが良い場合も出てきます。潤沢に5枠保護があればいいのですが・・。
 逆に5枠保護が潤沢にあるならば、クラックとリターナーは全てⅣでいいかもしれません。(成功率は41%から21%に下がりますが・・)
 合成を4→5の拡張で作る理由は、①〜⑤を作る際、4枠保護が使えるようにするためです。
 ⑥は天然素材ですので、①〜⑤を、⑥のユニットと同名の素材で作れば「同名ボーナス」を使うことができます。同名ボーナスを使うと、マナ・レヴリーが100%となり、合算41.8%が44.7%に上昇します。⑥自身も移植で同名にもってくることも可能といえば可能ですが・・。

まずはリターナーⅣを用意する

 まずはリターナーⅣを作ります。本来は「I→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳ」と上げていくところですが、リターナーに限り、Ⅲの1スロが比較的安価で売られています。(クエスト報酬の関係で)
 触媒のダークネス・ソールを入れて、1s→2sでⅣを製作します。ダークネスは季節緊急次第で相場が大きく異なります。
 およそ1300万メセタの素材で86%勝負になります。リサイクルバッヂの価格が高いので、4枠保護を使うほどではないと思います。
 ここでは「9組作成」と表記していますが、素材の一部を自分で作らずに買うならもっと少なくて良い場合があります。

素材①の合成レシピ

 リターナーⅣ(2s)からリターナーⅤ(3s)を合成する際に、「錬成の導き」を乗せます。同時に、「特殊能力(レヴリーC)」を使い、レヴリーカタリストも載せます。
 「レヴリーC」は限定リサイクルショップ産であるため、交換していない人はビジフォンで買いましょう。最終合成は70%です、一回の材料がおよそ8000万メセタ相当になるため、ここは4枠保護を使うべきでしょうね。
 次に、「能力移植パス5枚」と「特殊能力(オメガM)」を使い、移植と同時に「オメガ・メモリア」を乗せながら4sにすると完成です。
 最終合成で同名ボーナスを使う予定であれば、最後の移植時に同名の本体ユニットにする必要があります。

素材②の合成レシピ

 リターナーの合成は、前述と同様です。ここでは、クラックも同時に乗せます。
 ただし、執筆時点ではクラックの産出クエストが少なく、クラックⅠが1sでさえ150万メセタという高値で取引されています。もちろん「I→Ⅱ→Ⅲ→Ⅳ」と合成することになりますが、I、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの価格を調査し、どこから作れば一番安いか判断しましょう。
 たとえば、ⅣはⅠが最低12個必要です。さらに10回の合成には、+40%を使うならエクスキューブ100個×回数、4枠保護(およそ800万)×使用回数が必要になります。運にも左右されますが、現時点でのクラックⅣの完成品がいくらで売られているかを見て、作るか買うか天秤にかけます。今はおよそ3500万〜5500万で売られています。
 ※図では、複数個数買った場合の平均値として5000万としています。
 これでリターナーⅤとクラックⅤ両方が乗った3s素材が完成します。
 次に、「能力移植パス5枚」と「特殊能力(レヴリーC)」を使い、移植と同時に「レヴリー・カタリスト」を乗せながら4sにすると完成です。
 リターナーⅣを3sで準備できるならば、3s→4s拡張時にレヴリーカタリスト追加と4枠保護を使えば、移植パスを使わずに完成されることも可能です。
 しかしながら、リターナーⅣを2sではなく3sで用意しようとすれば多額の費用が必要になるでしょう。パス節約かメセタ節約か・・。メセタをかけて、パス節約する方向なら、そもそも完成品を買えばいいって話になっちゃいますけどね。(現在の相場は5億)
 最終合成で同名ボーナスを使う予定であれば、最後の移植時に同名の本体ユニットにする必要があります。

素材③④の合成レシピ

 クラックⅤ+レヴリーカタリストの4sを2組作ります。ここは特に説明は不要だと思います。素材1億8700万+エクスキューブ100個+4枠保護で64%です。完成品が2億ですから、自作せずに完成品を2億で買ったほうが良いでしょう。クラックⅣの価格次第になると思います。
クラックⅤ(3s以上)が安ければ、移植パスを使ってレヴリーカタリストを乗せて作る方法もありますが、移植パスは節約したいですね。

素材⑤の合成レシピ

 ここも前述のやり方と同様です。最後の移植時に「スピリタブースト」を乗せているのは、スロット数を増やす(3s→4s)ため、能力移植時にダミーで使用しています。(なんでもいいのですが一番これが安かったので)
 ここで、特殊能力(レヴリーC)を使ってレヴリーカタリストを乗せるなら、他の素材にレヴリーカタリストが1つ不要になります。
リターナーⅣが3sで準備できるならこのような移植は不要になりますが、資金が増大するのは前述のとおりです。
 なぜ、レヴリーカタリストでなくダミーを乗せるレシピになっているかというと、「完成品を自作せず4.5億で買って解決する」選択肢を考えているためです。アストラル+エーテル+リターナーⅤのユニットであれば、ちょくちよく出品されています。レヴリーカタリストまで乗ったものになると中々見かけません・・。

まとめ

 私は上記のように、フローを作り、できたものから〇を付けていき、作り間違えを防止しました。ついでに価格も併記することで、買うか作るかの判断に活用しました。

 本当は、クラックもリターナーも全てコツコツで自分で掘り集めることが一番です。3部位で、最低でもクラックⅠ×108個、リターナーⅠ×108個さらに万単位のエクスキューブ、大量のリサイクルバッヂが必要です。もし買うとしても、これだけの個数全てが最低価格で売られているわけではないので、時には完成品を買って解決することも必要になってきます。

(C)SEGA

 中々つらいですが、できた時の喜びは大きいので挑戦してみてはいかがでしょうか。3部位完成までには、最低でも移植パス300枚が必要になり、その頃にはもっと強いOPが実装されていたり、もしかしたら9sまでできるようになっていたりするかもしれません。
 それでもやっぱりリターナーVの8sは夢ですね。それではまた!

※この記事は2020.5.9時点のものです。また誤記等の可能性がありますので、実行される際は、他の攻略サイト等も参考にしてください。

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