(第2回)【事例集No.2】汎用6sユニット[全種類EV乗せ]

Lv1で装備できるHP+1142ユニットです。

 HPが多く欲しい場合に使用するユニットです。
 このユニットは、防御力などはありませんが、隠しパラメータとしてHP777があります。素で十分強いユニットですね。入手はバスターメダル交換です。
さらに沢山HPを盛ったOP構成になります。HPだけ考えるなら、ダブル・ソールやダブル・レヴリーといった選択肢もありますが、防御とステータスも考慮し「アストラル・ソール」を選んでいます。

 まず、「特殊能力追加(心身継承)」というアイテムを所持しているかどうかで、レシピは大きく変わります。
 ※SGスクラッチアイテムで、トレード不可です。ここでは所持している前提で進めます。

 必要素材は上記のとおりです。
 スタミナⅤの継承は2個で40%、3個で60%となりますが、6sのスタミナⅤを作ること自体楽ではありません。
ここは、フォトンレセプターを使って1個で100%継承させます。
レッサーⅤはスピリタ以外の全種類を作ることになります。

 まず、ソール・カタリストを4つ配置します。アストラル・ソールはここが大変ですね。

 無理なく素材を配置すると、このような感じでしょうか。これを見ると簡単のようですが、実際はレッサーⅤが高額であるため、このような配置は好ましくありません。

 それではレッサーⅤの製作を考察です。ご存知のとおりレッサーはエンドレスクエストでしかドロップしません。出土量はそれなりにありますが、その能力の高さにより根強い人気があり流通量は少なめです。
 レッサーⅠからレッサーⅤを作成する過程で合成は31回あります。全て成功したとしても、レッサーⅠは36個必要になり、自力で全て掘るには少々きつめです。
 図は、報酬期間+10%の時に製作した場合の必要個数と確率になります。なるべくエクスキューブを節約するため、Ⅰ→Ⅲまでは+40%の使用を控えたいところです。それでも、全部成功したとして、+30%×9個と+40%×4個が必要です。Ⅰ→Ⅱで+30%を使うととんでもない量が必要になります。
 実際は★1ユニットを使用し、同名ボーナスも活用できますが、ここではあえて触れません。

 実際に作ってみるとかなり大変です。レッサーⅣまでも険しい道のりですが、それを3つ使ってⅤを作るときに落ちて全損・・・なんてこともよく起こります。
 そこで上図の方法を使います。まず4sのレッサーⅤをたくさん作り、そこから100%継承で6sまであげていくというものです。これなら、4sのレッサーⅤを製作する際に「4枠保護アイテム」を使ってⅣの消失を防げますし、後述の「複数のレッサーⅤを乗せる」ことも可能になります。
 欠点は6sのⅤを1つ作るために4sのⅤが9個も必要になりコストが大幅にかかることです。

「4枠保護」アイテムのため、リサイクルバッチが高騰しないうちに買い集めておきます。

 4sを保護で作ってから、4→5→6に上げていくメリットは、上図のように複数のレッサーを1つの素材に圧縮できる点にあります。
 この場合、レッサーⅤの4sが9個必要で、さらに4種類ですから36個必要になります。個数は大変ですが、保護も併用できることもありギャンブル性が大幅に軽減されます。

 レッサーⅤが1個いくらか計算をしてみました。
レッサーⅠが5万メセタ、★10武器が2万メセタであると仮定し、合成成功率どおりにできたとしての計算値になります。
 例えば、Ⅳ→Ⅴの成功率は70%であり、失敗したら全損です。この場合計算どおりにはならないでしょう。あくまで期待値であるため「目安」としてご覧ください。
 また相場は常に変動しますし、必要個数を全てビジフォンで購入することは困難です。ドゥドゥも確率どおりには通してくれませんしね。
※レッサーⅠの必要個数は、全部成功したとして36個、確率どおり成功する前提で計算すると約79個となります。同様にエクスキューブは約718個になります。
 くどいようですが、これでも報酬期間+10%で作成する場合のお話です。

 このユニットをこの計画どおりに製作しようとすると、レッサーⅤの4sが合計36個必要になります。1個当たり安めに見積もったとして25M、エクスキューブ718個で計算すると・・。
 価格にして9億メセタと、レッサーⅠが2,844個、エクスキューブ約25,000個必要になります。
 実際はエクスキューブをこんなに使用するわけにはいかないので、部分的にⅢやⅣ、Ⅴの完成品を購入することも考慮する必要が出てきます。

 4枠保護(約2〜5Mメセタ)も大量に使用すると価格がかさみますので、もう一つの方法を考えました。

Ⅳ→Ⅴを4枠保護を使って製作する代わりに、保護なしで4s→5sへ拡張と同時にⅤを合成する案はどうでしょうか。
 この方法だと、4枠保護は不要です。また、4sのレッサーⅤを3つ用意して5sに拡張することに比べ、1個で5sを作れますので必要素材が1/3になります。これはものすごい節約ですね!
 ただし、成功率が38.44%(62%×62%=38.44%)しかありません。

 詳しく内容を見てみます。両方成功する確率が38.44%、どちらかが成功する確率が47.12%、両方が失敗する確率が14.44%です。
 38.44%で成功すれば3回分に相当する素材が完成します。
 万が一どちらかが落ちると、レッサーVの4sが完成することになり、0.5回分の素材になります。
 14.44%で全損のリスクはありますが、85.56%でなんらかの素材が完成することとなりますので悪い勝負ではありません。

 2つの方法を図にしてみました。
 素材の数に限りある状況では、3倍の成果を狙う方法も積極的に使っていきたいです。

 47.12%で残念ながら片方落ちた場合、当初の方法の中に組み込むことで活用可能です。言うまでもなく、3つずつ入っていれば作成できるので、偏らないように調整する必要があります。
 先に上記のギャンブルを行い、足りないものを正攻法で作成する順番になります。

 最終的に5S→6sの拡張時、4種類のレッサーⅤが3つずつあれば完成します。コツコツのやり方だと上記のようになりますね。
 しかし、全て自分で作成するには必要素材の量が膨大すぎて大変困難でしょう。
 ビジフォンでの購入も併用していくため少し素材配置を変えてみたいと思います。

 上図のように、自作するところを3種類圧縮に変更することで、素材③〜素材⑤は単独素材になり、ビジフォン等で調達可能になります。
 自作すべきところは3種類圧縮でも労力は変わらないので、ビジフォンの出品状況と自身の製作進行状況を総合的に勘案して進めていく必要があります。

 長々と書きましたが、全てを詰め込んだ全体的な流れはこうなります。
 ところどころビジフォンで買いながら、拡張に3倍速の希望をかけたり色々な方向から完成を目指します。
 実際に作るときは4種類が均等に3つ作成できるように調整しながら進めていく必要があります。

 レッサーの素材ができたら、もう完成したようなものです。では全体のレシピを確認してみましょう。

 ソールカタリストは、最高でも3個使った継承の30%で、追加成功+40%と報酬期間+10%でも80%になります。
 レッサーⅤは1つが数千万メセタ相当であると考えると、100%で製作できないものに乗せようとすることは非常に危険が伴います。
 よって上図のようにソールカタリストを避けた配置にします。フォトンレセプターについては、「特殊能力追加(心身継承)」で100%付加できるので、素材④または⑤を作成する際に使用します。

 素材⑤は作成方法です。ダークネスは報酬期間ならば2つで100%です。スタミナⅤは3つ使ってもいいのですが、フォトンレセプターが付いたユニットをビジフォンで探すと、案外安いのでそちらを使用して100%継承します。
 ただし、フォトンレセプターは継承できないため、合成のときに「特殊能力追加(心身継承)」を使って、完成品にフォトンレセプターを追加します。

これが最終合成となります。(※報酬期間+10%)

 仮にレッサーⅤの6sが安く出品されていて購入する場合、残る3種類だけを自作する流れになります。その場合、単独6sレッサーを素材として独立させる必要が出てきますので、ダークネスソールとスタミナⅤは、ソールカタリストに乗せる必要があります。
 ダークネスソールを乗せる場合は、ソールカタリストを3個使った継承でしか作れません。スタミナⅤはソールカタリスト合成と同時にできないこともありませんが、確率的にフォトンレセプター継承で作ったほうが良いでしょう。
 それでも、一種類製作が免除されるということは、4sのレッサーⅤが36個必要であるところが27個に軽減され、推定で225Mの節減効果があります。柔軟に対応する必要がありますね。
 場合によってはダークネス・ソールやスタミナⅤを素材④に入れることもできます。

 次に、「特殊能力追加(心身継承)」というアイテムを所持していない場合です。単独素材としてビジフォンで購入することになるため、ソールカタリストにダークネスソールとスタミナⅤを乗せる必要が出てきます。レッサーに乗せてもかまいません。

 以上で完成となります。「EVは闇」これにつきますね。

 クラックVリターナーVも、Vまであげる際の確率は同じなので、同様の考え方が可能です。